蒲田駅周辺の賃貸事情を知る

蒲田に対する印象

『蒲田駅』と言われてパッとどんな事を思いつくでしょうか。筆者はなぜか子供の頃から『蒲田』と聞くと、何故か『うなぎの蒲焼』を連想するというちょっとエキセントリックな偏見を持っている。どうしてこんな素っ頓狂なことを考えるようになったのかは自分でもわからないが、恐らく何かあったのだけは間違いなさそうだ。そんな偏見はさておき、蒲田というとどうしても色々な人から情報を仕入れてみると、地域についてあまり良い方向に話が行かないような気がするのも事実。それは治安といった問題でなく、むしろこう思われていたら残念すぎるという意見だ。

以前働いていた同人や漫画などのメディア商品を多く取り扱う小売店で働いていた時のこと、割りと全国に店舗出店してほどほどに業績を伸ばしていた頃合いに、蒲田に新規店舗をオープンするという話が出る。そうか蒲田に新規店舗が、などと考えていたが当時の社員さんからは辛口コメントが飛んできた。

『なんで蒲田なんかに出店したのか分からないんだよね、あそこ何にもないんだよ?』

直球すぎる、というか社員がそこまでストレートに物を言っていいのかとも思ったが、社員だからこそ言えるのでしょう。その後我々店員間でもそれなりに話題になりましたが、皆一様に微妙との意を示す。その後人員不足から蒲田へのヘルプ養成があったので、何名か応援に駆けつけることもあった。筆者はシフト上出来ない、あるいはそれ以外でも予定が重なっていたなどで行かなかったが、話に聞けば先行きが不安すぎると述べた人もいます。

散々な言われようだが、その頃から実は蒲田周辺に足を運ぶ事が多くなった筆者としてもその意見に漏れない1人だ。どうしてここまで言われるようになってしまったのか、そもそも今現在の蒲田はまた違った風景が構築されている。けれど偏見や思い込みだけで判断するのではなく、事実として肯定されてしまっているのだから中々覆らなそうだ。周辺近隣に居住している人にすれば不名誉と、捉えるかもしれません。ただ住むとしたらもちろん色々と便利な面もある、同時に不便利かつ不安な要素も目立っているのも原因と考えられます。

大田区の中心地、といわれているが

そんな蒲田駅周辺ですが、都市開発の一貫で色々なところが先端的機能を有した場所へと変遷している。周囲を含めてもかなり大規模に開発を進めていた地域として有名ですが、現在のところこの蒲田付近には大田区の区役所が新規に出来上がった。駅から徒歩数分で辿り着けるので、近場に住んでいる人たちにとっては利用しやすくなったのは間違いない。会社勤めをしている人たちの場合でも、時間の都合を見つければ早上がりなどであれば間に合うレベルなので、これは嬉しい。役所はピッタリ17時には全ての業務を終了させてしまうので、早くて定時18時まで就業している人は、余裕で間に合わないのが難点だ。世の中、そう思うと便利にできているなぁと痛感させられます。

人によっては蒲田なんて、と言われていますが本当に噂通りの街なんでしょうか。そこはやはり実際に住んでみない事には分かりません、ただ立地条件などを考えても実は都心へのアクセス、神奈川へのアクセスなどがとてもし易い場所だというのをご存知だろうか。住所的には東京ですが、電車でさほど遠くない距離には川崎などへも交通利便がある。これは大きいと思うが、同時に色々と厄介な面もある。

そんな蒲田周辺でもし住むとしたら気になるのは賃貸の相場だ。都心からさほど遠くないから高いだろうと予想している人も多いでしょうが、相場を考えると社会人ならそこまで住まうのは難しくない地域だといえます。

蒲田駅周辺の賃貸相場

ではまずざっと、蒲田駅周辺の賃貸をする際の家賃がどの程度なのか、その平均を見てみよう。

  • 1R:84,200円
  • 1K:83,700円
  • 1DK:98,600円
  • 1LDK:136,200円
  • 2K:91,100円
  • 2DK:109,900円
  • 2LDK:155,000円
  • 3DK:143,300円
  • 3LDK:179,600円

家賃の相場とすればこのようになっている。値段的に考えるなら、安いとは一概に言えないのは都内だからこそだ。ただこれで東京都心だけでなく、神奈川へのアクセスが出来るという条件を含めると割りとお手頃かも知れない、と判断する人もいそうだ。高低の違いは人それぞれで判断しますが、個人的な意見で言わせてもらえば悪くはない、という一言でまとめられます。

近隣にある京急蒲田駅までの距離

蒲田というと駅名で挙げるなら2つ挙げられます。1つは『JR蒲田駅』ともう1つは『京急蒲田駅』、前者は今話している駅についてで、後者が先ほどから話している神奈川へのアクセス時に使うと便利な駅のことだ。こちらについては後ほど詳しく紹介しますが、蒲田駅と京急蒲田駅までのアクセスについてですが、近い場所にあるとは少し言いがたいです。同じ駅名が位置している地域では割りと近場に隣接とまでは行かずとも離れていないのが特徴的ですが、蒲田と京急蒲田の2つの駅距離感はおよそ800mほど離れている。そのため、徒歩で向かうとしたらおよそ10分ほど歩かなくてはならない。

前者から後者の駅に用があって乗り継ごう、というのはあまり発想的によろしくはない。用があるなら別ルートを使って言ったほうが早い。朝から10分もの距離を歩いて駅まで目指す、人によってはそんなことしていられるかとなるはずだ。2つの駅を乗り換えで使用するとなると、体力的な事情を考査すれば理想的とはいえないのが残念だ。

駅の利用率を見ると

1つ面白いことが蒲田駅にはあります。それは利用率というものですが、過去25年に渡って見ると、乗降車する人の数は増えてはいるものの、その増減は過度に増えるといったものは見せていないのです。25年前の1989年では1日に『およそ18万人』の利用があり、最新の2014年までの利用者は『約22万人』と、20数年で4万近く増えているだけなんです。これは数字としてみれば非常に緩やかで、ほぼおおまかに予想通りな変遷といえるはずだ。

それだけこの駅を拠点とする人、通過する人も含めて乗降車する人間は大きな変動を見せていないというのは、興味深い。単純に利用しづらいからという風にも見えなくもないですが、蒲田駅付近で賃貸、というのはとりわけ穴場に近いとも解釈できるでしょう。

大田区の中心地、蒲田周辺の居住環境を考察する